芬蘭国北極圏取調日誌
2006秋
24年前伊豆諸島へ一万円と船だけで遠征したモハチヤ観光旅団再結成。前回の旅の終わりに約束したシベリア鉄道〜バイカル湖でウォッカを飲む旅はK師匠のGOサインを受け実現に向けて走り出す。今回の隊員はK師匠夫妻、Nさん夫妻、Oさん、自分の6名。行く気満々でシベリア鉄道〜モスクワの旅を見積るが一人60万円と言う金額に一同あえなく撤退、思案の挙句金額的にお安くしかもオーロラが見れるかもと言うフィンランドに決定。シベリアの60万はモスクワ到着まで通訳の現地女子大生を雇った為??結局通訳なしなら25万ほどでいけることが判明、ロシア旅行専門会社のXXXはそれなりにボッタクリなので要注意だ。話は決まったものの団長であるOさんは役職も多く超多忙だ、2月1日出発は決まったものの予約が確定して金を払ったのは出発1週間ほど前。突然旅の準備に忙殺される、準備と言っても装備は殆ど冬山状態なので買うものは百円ショップの食料程度だが不在中の事を考えるとやらなくてはならないことが結構ある、出発直前に買った中古車の手続きやらなにやらが更に追い討ちをかける。ともあれ実感の無いまま当日に今回の装備 布製旅行カバン(40リットル)ザック(25リットル)ズボン2本、下着3組、モモヒキ1枚、靴下3足Yシャツ3枚、ハイネックのシャツ1枚、薄いフリース製カーディガン?1枚冬山用ゴア上下ジャケット、羽毛製インナー上下、毛糸の帽子、毛糸の手袋、目だしマスク、超薄手のびのび手袋、マフラー、その他折畳み椅子、NASA開発防寒シート、古い一眼レフカメラ、GPS、喉の薬、頓服、三脚、携帯まな板、海外対応携帯電話、スイスアーミー、ワインコルク抜き、予備のメガネ、デジカメ、スケッチブック、絵手紙セット、地図、コンパス、MP3プレーヤー、珍味多数、えびせん、カップ麺3個、カレーあられ、わかめスープ、フィルム2本、ヘッドランプ、細いザイル、ツメキリ、イソジン、点鼻薬、QPコーワゴールド10粒、500ml魔法瓶、ドリップコーヒー20袋、フンドシ1本、予備電池4本、携帯充電器、デジカメ充電器、 変換コネクター オーバーミトン、パジャマ。
2月1日
半信半疑のまま出発日、昼過ぎK師匠夫妻を乗せて帯広空港まで母さんに送ってもらう。帯広空港から飛行機に乗るのは実に久しぶりだ、空港で手続きをしていると近所のSさんと会う、国体に出場していた娘の迎えだと言う、話しているうちにI高校の有名なN監督はK師匠の教え子だと言う事がわかりそのまま到着ロビーで待って久々の再会を果たす。あわただしく安全検査を通過。みんなの荷物は大きくて頑丈そうなトランクだった、いかにも海外旅行の雰囲気だが自分のは重さ10キロもない入っているのは上に書いた全てだ。まるで機内持ち込み荷物みたいなので皆も不安がるが自分が一番不安になってきた...確かにこれで北極圏に行けるんだべか?足元は25年程前に買ったカナダ製極寒ブーツソレル物凄くごつくて古いがこれなら北極でも裸足でOKなハズ、但しそれ以外の場所では暑過ぎて猛烈に汗をかき臭いを発するから困る。これに山用ジャケットとザックを背負うと絶対飛行機に乗る人間には見えず方々から視線を感じる。離陸、楽しみの日高山脈は雲の中、時計に付いている高度計で飛行高度を計るがわずか2000メートルとの表示....ぶっ壊れたか?と思いつつGPSを出して座標計測...だが衛星を捕捉できず測定不能、GPSの高度計も同じく2000Mを表示しているこの時になって初めて機内の気圧は一定に保たれていることに気づく、確かにこのまま1万メートルの気圧にされたら死んじまう。機内は2000メートルの山頂と同じ気圧と言う事らしい。こんな怪しい事をして楽しんでいるのは俺だけだが回りから見ればマジ不審者なので寝たふりなどしていると羽田到着。
降りたら13.5℃、メールで母さんが暖かいか?と聞いてきたので豆が蒔けそうだと答える。
リムジンバスで成田に向かう、窓から見える都会の景色にはまったく興味はないが大井競馬場だけは別だ、立派な競馬場に恐れ入る。1時間半で空港へ着いた、直ぐホテル直行バスに乗り成田空港内のホテルへ到着、部屋に入って窓の外を見たら目の前にJALのカーゴ便が停まっているでわないか....このホテルはマジ滑走路の脇に建っている、こんな所に建てていいの??と言うほど。ホテルの食い物は高いので再度6名無料バスで空港内の食堂へ行きヒレカツ定食と大ジョッキーで前祝。明日の搭乗手続きの場所など確かめながら北ウィング内でしばらく遊ぶ。ホテルに帰ってからOさんとBARに行き軽く呑む。あまりにも荷物が多いOさんはここで不要な荷物を家に送還すると言いダンボールを貰うが結局全部持っていく事になる。今日はこの先に備えて早めに眠る。
2月2日出国
出発の朝、まったりと起床するはずが6時には目覚める、7時には一同すでに朝食を摂りはじめる、出発は12時なのに気合が入っている。暫く味わえない日本食を食べそそくさと出発。
最初の1枚 N夫人のテンションが一番高そうだ。
無料バスで数分、バスの中から歩行者用通路発見、歩いても北ウィングまで10分か?やっぱり食事なし1泊5000円からとは絶対◎だ。
早々と到着、マズは銀行の窓口でユーロに両替、お姉ちゃんに日本円を出し両替を申し出るが100ユーロと10ユーロの内訳を聞かれうろたえる...いきなり聞かれてもユーロの金銭感覚が無いので困る...考え込んでいるうちにお姉ちゃんが切れ気味で内訳を提案してきたので言いなりになる、ふざけんなよUFJ!公的資金で潰れそこなったくせに偉そうにすんな...と言いたかったが大人なので我慢。
10時前には搭乗手続き、出国審査終了。搭乗口で2時間待つことに、広々としたロビーには200円のマッサージ椅子がずらりと並んでいて最高、そして待ちに待った離陸。満席との話だったが結構空き空き。真ん中の列の4席をぶっ通して寝ている姉ちゃんも居る。
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最初の機内食は昼飯、スキヤキとうどん、パンなど 味はまぁまぁ。近くの席に座っていたフィンランド人青年がうどんの食べ方が分からないのかつゆを付けず麺だけ喰おうとしたところ、すかさずN夫人がチェックを入れる、理解したのか苦笑いしながら麺を付けて食べようとした青年に再度チェック うどんは箸で喰わんかい!〜〜ビビッタ青年は箸を取り出し申し訳ないと言う顔で食べ始めたが中々の箸使いだった。ジャパニーズ「OBASAN」の怖さを思い知ったべ。
続く